小林裕美子が建築家としての
  経験から、皆様のお役に立て
  ばとお伝えするエッセイです。

  別項を読む

  NO.2 家のコンセプトを明確に
  NO.3 人生に必要なものの厳選
  NO.4 プラン作りT
  NO.5 プラン作りU
  NO.6 家事楽・住楽T
  NO.7 家事楽・住楽U
  NO.8 家事楽・住楽V
  NO.9 災害の時に備えてT
  NO.10 災害の時に備えてU
  NO.11 災害の時に備えてV
  NO.12 家は環境で決まる
  NO.13 風景になる家を作る
  NO.14 新築かリニューアルかT
  NO.15 新築かリニューアルかU
  NO.16 改装時の注意
  NO.17 ああ DO IT MYSELF!
  NO.18 セカンドハウスの薦め
  NO.19 セカンドハウスの注意点
  NO.20 これからの二所帯住宅
  NO.21 個性的な家をつくろう!

     
 ■はじめに

   あなたは現在どんな家に住んでいるのでしょ
   うか?子供達の為に日の当たる一番良い部屋
   を提供し、ご夫婦は小さな寝室だけを占有し
   て、書斎も、ワークルームも、オーディオル
   ームも・・・欲しかったあれこれを我慢した
   まま50代を迎えたのではありませんか?
   子供が小、中学生の頃は家で過ごす時間も長
   く、健康の為にも精神衛生上も大切な子供に
   配慮してあげるのは当然です。でも高校、
   大学、就職の子供達は、大人になって夜まで
   家の外で過ごす時間も長くなり、休みにも
   外出が多くなります。そうなれば彼らが家を
   出て行くまで秒読みの状態です。遠からず
   それらの部屋は不要な部屋となるわけです。又は長く同居する子供も居ますが、
   彼らだって毎日仕事に通うのであれば昼間に家に居る事など殆ど無いでしょう。
   そんな、殆ど部屋に居ない子供達の為に家中で一番良いスペースを使うのですか?


  50歳過ぎれば、あなたの人生の中での
  そんな子供優先の時代はもう過ぎた事
  を先ずご自分で納得されても良いのかも
  しれません。
  そして、そろそろご自分の残る人生の
  過ごし方を考え始めてみてはいかが
  ですか。
  これから10年か20年長くても30年の
  人生を、自分の持てる家を最大限活用
  して片付けやすく、移動しやすく、綺麗
  で広々とした環境を作り、季節の移ろい
  を感じ好きな事を優先して暮らせる家に
  して、これからの人生を楽しく、豊かに、
  美しく、楽に暮らそうと考えてみませんか?
  私が言うのも僭越ですが、家は人の生き
  方そのものを表します。どうやって生き
  ていくかは、どうしても家に反映される
  のです。50歳以上の皆様もここで今まで
  の人生と区切りをつけて、これからの
  人生の過ごし方を考え、それが出来る家作りをしましょう。