小林裕美子が建築家としての
  経験から、皆様のお役に立て
  ばとお伝えするエッセイです。

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  NO.1 はじめに
  NO.2 家のコンセプトを明確に
  NO.4 プラン作りT
  NO.5 プラン作りU
  NO.6 家事楽・住楽T
  NO.7 家事楽・住楽U
  NO.8 家事楽・住楽V
  NO.9 災害の時に備えてT
  NO.10 災害の時に備えてU
  NO.11 災害の時に備えてV
  NO.12 家は環境で決まる
  NO.13 風景になる家を作る
  NO.14 新築かリニューアルかT
  NO.15 新築かリニューアルかU
  NO.16 改装時の注意
  NO.17 ああ DO IT MYSELF!
  NO.18 セカンドハウスの薦め
  NO.19 セカンドハウスの注意点
  NO.20 これからの二所帯住宅
  NO.21 個性的な家をつくろう!

  
  ■人生に必要なものだけを厳選しましょう

    さあ!いよいよ一番難しい本題に入りましょう。これが出来れば家はほぼ
   完成と言っても過言では有りません。先ず、ご自分の人生がこの先10年だと
   仮定してみます。これは本当の人生の長さではなくても、凄い誤差がある
   とは言えません。50歳過ぎたら10年刻みくらいで先の事を考えてみるのが
   現実的だと思いますし、自分が本当にやりたい事を見極めるには、短いスパン
   の人生を想定するのが有効だからです。

ダイニングルーム    そして次の問いに答えてみてください。
   その10年の間に誰と何をやって暮らしたい
   ですか?それを想像して下さい。その暮らし
   にはどんな物が必要ですか?それを書き出
   して下さい。先ずはあなたのやりたい事が
   出来て、それに必要な物を収納出来る家を
   目標に考えましょう。この段階を考えやすく
   する方法としては、「セカンドハウス」を建て
   るつもりにになって考えるのが有効です。
   あなたはセカンドハウスにあらゆる機能を
   盛り込みたいとは考えないでしょう。
   それより楽しく素敵に休暇を過ごす為に余分
   なものは切り捨てるのではないでしょうか?
   それと同じ考え方を採用してみましょう。

   次に(これが大変なのですが)所持品を取捨選択します。
   10年経ったらあなたは何歳ですか?あなたの所持品を見回して、ご自分に
   聞いてみて下さい。「今から○○歳までの間にあなたは本当にこんなものが
   必要ですか?」と。すぐに捨てましょうとは言いません。
    でも、必要なものと不要なものを、リストで暫定的に分けてみましょう。
   そして、捨てられるものから少しづつでも捨てましょう。

    努力して取捨選択して少しづつでも捨てていると、その内に捨てる事に慣れ
   てきます。そしてもっと明確に必要な物を厳選する目が出来てきて、もっと
   捨てられるようになります。物が整理され始めた時には、あなたの10年間に
   やりたい事や必要なものがはっきりとしてくるでしょう。
   その時点で、建築家やハウジングメーカーの設計者と家作りの話し合いを始
   めましょう。


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