T:一人住まいのキャリアウーマンの家


 1900年代初頭の石造の建物で、天井の美しいレリーフが印象的です。
 床面積は約150u。


 イタリアの家の広い玄関ホールは、一見無駄なスペースのようですが、実はとても
 合理的で、お客様を迎え入れたりお送りしたり、コートを預かったり、食前のスプ
 マンテとおつまみで歓談したりする便利な社交場です。この家は女性の一人住まい
 なので、ホールはお客様を奥まで通すことなく活躍する大切な接客スペースです。
 それに無駄と思えるようなこの余裕が、この家と生活に豊かさと優雅さを添えています。

 日本の小さな家の玄関も、ちょっとした工夫で同じ様に使う事が出来ます。お客様を
 居間にまで案内することなく玄関で優雅におもてなし出来て、玄関と言う入り口とし
 てしか使えなかったスペースを有効利用します。しかも家に豊かな余裕の空間を与え
 るなんて、試してみたくなりませんか?

     
  キッチン床は優美な建物に合わせて、古風で美しいスカイオラ(象嵌模様の人造大理石)を再現
  (写真:左)バスタブ、衛生陶器は最新モデルを設置(写真:右)

  玄関スペースに続くエントランスホール床は、既存の繊細なモザイク貼木床に合わせて
  新しく貼ったもの。アンティークの箪笥がさりげなく置かれ、旅行好きのオーナーは
  東洋風の引き戸を採用した(写真:左)イタリアのバスルーム小物は豊富で楽しい(写真:右)

    別頁を見る U:二人で暮らすマンサルダ
           V:貴族の館の面影が残る小さな共同住宅
           W:不況で2軒の家を売却しミニマム住宅に引っ越したカップルの家
           X:子供の為に選んだジャングルのようなテラスのある家