U:家と収納の話

    −イタリア人にとって家とは PartU

    イタリア人と日本人は住居に対する基本的な姿勢が違う様です。
    日本では家はかなりプライベートな空間ですが、イタリアでは始終友人や
    客人を自宅でもてなすので、家は半分パブリックな空間と言えます。
    訪問してくる客は最初に主人から家中案内されます。客は原則として
    どの部屋にも出入り自由になります。 従って家の中は常に美しく整理
    されているのみならず、センス良く装飾されている様、気遣われている
    のです。だから良く外国TVで見るような美しい家が出来上がるわけです。


    −イタリア人にとって収納とは

    では、イタリア人は毎日の生活用品を何処にしまっているのでしょうか?
    まず家の中にはかなり大きな物置部屋があります。ここに日ごろ余り
    使わない物や、季節的に使用するもの、道具類などを収納します。
    その他に洗濯やアイロン掛けなどをする家事室がある家も多いのです。
    ここに日ごろ使う道具類などをすぐ取れるよう使いやすく収納します。
    化粧品や薬、タオル類などはバスルーム内に収納します。

    
    右奥鏡貼の裏側の見えない収納        衣更え不要の大容量のクロゼット

    洋服などは日本で流行りのウォークインクローゼットよりは、所謂
    クローゼットに収納される方が多いようです。日本より天井が高いので、
    ワンピースやオーバー等が上下2段に掛けられて収納量はかなり多く、
    夏冬の入れ替えはなく上段下段を入れ替える程度です。ここに靴等も
    一緒に収納します。

    リビングや寝室、キッチンの家具は引き出しが多く、ちょっとした小物
    等は使うとすぐにここにしまって、その辺に出しておいたりはしません。
    読み止しの新聞や本なども本棚に立てかけて収納します。やはり綺麗な
    家を保つにはそれなりに努力しているのでしょう。
    次回はどのように家具を選ぶかお話しましょう。


    
      扉を閉めれば一幅の絵画になるキッチン(A・メンディーニ デザイン)

        別頁を見る T:家と家族の話
               V:家具の話
               W:日本と違う間取りの話
               X:週末の家
               Y:ワークスペースの話